ウェブシラバスを公開している大学は半数以下 文部科学省の要請もあり大学等では情報公開がますます重要になってきましたが,最も基本的な情報であるシラバスを公開している機関は半数に満たないことが分かりました(2010年7月ウェブシラバス調査).ウェブシラバスを公開している機関は大学で44.6%(346/778),短大は15.4%(61/395),高専で69.0%(40/58)であり,平均すると36.4%(447/1231)にしかなりません(ウェブシラバス調査参照).
CRSは初めての汎用型ウェブシラバスシステム ウェブシラバスは大学固有の構造を持つため汎用化が難しく、個別に専用システムとして発注するのがこれまでの常識でした。そのため、比較的高価なシステムとなり、費用対効果を考える大学では導入の障害になっています。CRSは、シラバス記述言語(SML)の開発により初めて実現した完全な汎用ウェブシラバスシステムです。どんな大学でも数時間で独自のシラバスシステムを稼働させることができます。
高度な検索機能と履修支援機能 大量のテキストを超高速に検索できるテキスト検索エンジン(Lucene)を搭載しています。既存のシステムと違い、全項目について、項目ごとの詳細な検索を超高速で実行できます。また、シラバスの形式が異なる複数の学部、複数の大学を瞬時に横断検索します(検索エージェントの機能:実験の推計値では2000のサーバーを1秒以内)。検索結果は時間割形式とリスト形式の両方で閲覧できます。履修科目の選定時にCRSを利用すると、検索結果を履修申請に利用したり、ウェブ上に個人用時間割を作成することもできます。
拡張性のあるオープンソースの汎用システム CRSは大学等が自由に適用できるオープンソースの汎用システムです.データの受け渡しなど、各機関の教務事務システムとも連携できます。また、さらに高度な連携を行うための拡張が可能なように、ソースコードと開発システムを提供しています。 |